便利な水抜き装置

 

再び「水抜き」についてですが、水道が凍結してしまうと水道管内の氷は膨張しているので、とても強い圧力を発生することになります。こうして水道管の破裂の危険性は高まるわけですが、実は一度の凍結ではなく、繰り返して凍結した場合に多発するのが特徴です。

 

これを防ぐためには、やはりきちんと水抜きをするのがお勧めとなります。特に寒さが厳しい日は、外出前に水抜栓を操作して水抜きをして、未然に凍結を防ぎましょう。ちなみに水抜栓はどこにあるかと言えば、一般的な住宅なら、流し台の近くや洗面所、風呂場のボイラー付近に設置されているはずです。水洗トイレのそばも見てください。

 

集合住宅の場合でも、流し台の近、洗面所や風呂場のボイラー付近が多く、玄関の外のメーター用扉の中にドレンバルブが設置されていることも多いようです。最近の水抜栓は縦レバー式が多いので比較的簡単に操作できるはずです。

 

北海道水道機材株式会社の電動水抜操作装置(クリオネRC-7)などを使うと、更に簡単です。これは1台の操作盤で1台の駆動部を操作するのですが、ワンタッチの操作で水道凍結を防止できます。異常がある場合には点検ランプでお知らせしてくれますし、待機中の消費電力もわずかで経済的です。

 

この装置は水抜栓に駆動部を簡単に取り付けできますが、壁穴の大きさが96mm×96mm必要です。これを取り付けると水抜栓が見えないので、室内がスッキリするのもポイントです。